【事例紹介】株式会社トクヤマデンタル様

導入企業インタビュー

株式会社トクヤマデンタル

大手化学メーカー(株)トクヤマ(2023年度連結売上高3,419億円)の100%子会社、従業員数290名。
歯科医療用機材の製造販売などを行っています。
 

マーケティング部部長の小栗真様に、ゲームで学ぶマーケティング研修「スウィート・マーケット」を導入した経緯、人材育成やマーケティングに対する取り組みなどをお聞きしました。

今回の研修のきっかけを教えてください。 

株式会社トクヤマデンタル 小栗様(以下 小栗様):
私たちが所属するマーケティング部では、半年から1年に1回、普段の職場を離れ、社外の会議室などでテーマを決めて話し合いなどを行っています。
肩書にとらわれない率直な議論の場を持つことで、チーム内の交流を図り、協力体制や連携を強化する目的もあります。
今回は、改めてマーケティングの研修を受けることで、私たちのマーケティングについて見直してみることになりました。
 
研修はどのような方を対象とされていますか。
 

小栗様:現在のマーケティング部のメンバーは、研究開発、営業、映像制作、歯科医療(歯科技工士、歯科衛生士)、他業界でのマーケティングなど、さまざまなキャリアを経験した人で構成されています。
最近異動してきた人や転職してきた人なども含め、バックグラウンドは多様です。 

 

「スウィート・マーケット」をどうやって知りましたか。

 小栗様:ミーティング内で実施するテーマについてメンバーと話し合っていた時に、メンバーの一人が、インターネットで検索して知りました。

 マーケティングの研修は、さまざまなものがあると思います。その中から当社および「スウィート・マーケット」に決めた要因は何ですか。
 

小栗様:マーケティングの教科書を読み進める講習のような、固いタイプの研修ではないほうがいいと思っていました。何かひと工夫といいますか、通常の座学に加えてプラスの要素があればと探していました。それに対してこちらの研修は、ゲームで楽しく学べそうでした。学んだことがすぐに実践で活かせそうな点も好印象でした。
また、チームには様々なメンバーがいるので、ゲームを通じたチームビルディング的な要素があるのも良さそうだと思いました。ウェブサイトの印象も柔らかい感じで、当社の狙いにぴったりなのではないかと思い、お問い合わせしました。

 

実際に「スウィート・マーケット」とマーケティング研修を実施していかがでしたか。 

小栗様:アンケートの評価も高く、受講者の評判もとてもよかったです。
受講者の中には、マーケティングの経験が長い人もいれば、最近異動してきて担当になったばかりの人もいます。マーケティングの知識も経験もまちまちです。
講義部分の研修内容は、ある程度の経験がある人には基本の確認になりましたし、経験が少ない人には実際のマーケティングの流れが把握できた、と高評価でした。マーケティングを部内で「共通言語化」する、という点でとてもよかったです。

 受講されたみなさんの反応はいかがでしたか。

 小栗様:「研修の事例がわかりやすかった」「知っていてなんとなく使っているマーケティング用語の具体的な用法がわかった」など、学びが得られたようでした。

 

(今回の研修はゲームも含めて3時間半ほどでしたが)研修の長さはいかがでしたか。

小栗様:ミーティング1日のうち、午後をこちらの研修にあてたのですが、長さとしてはちょうどよかったと思います。座学の研修をしてからゲームを行い、最後にまとめとして研修とゲームを振り返ったので、メリハリがあって、ちょうどよいと感じました。
個人的には、座学部分の顧客調査やセグメンテーションなどのところをもっと深くお聞きしたかったので、丸一日の研修にしてもよかったかなと思いました(笑)。

ゲームの感想を教えてください。 

小栗様:私は負けてしまったのですが、開発者の講師の方も負けると聞いて安心しました(笑)。ルールの把握もそれほど難しくなく、私も周囲もすぐに理解して進めることができました。
遊んでいるときは学びとは意識せずにゲームを進めていたのですが、4Pの意味や、3Cの市場や顧客の変化など、前後の研修で学んだこととうまく組み合わされていて、よくできているな、と思いました。

他のみなさんのゲームでの様子はいかがでしたか。
 

小栗様:あえて年齢や性別はばらばらにグループ分けをしたのですが、どのグループも活発に盛り上がっていました。ルールを教え合うなど、ゲームを通じて普段とは異なる交流ができていました。 

研修を振り返り、全体の感想はいかがでしょうか。 

小栗様:座学だけではなく、ゲームを通じて部員全体のコミュニケーションを取ることができた点がとてもよかったと思います。マーケティングの基本を身につけることができ、今後の業務にも役立ちそうです。

今後の人材活用や研修などについて教えてください。 

小栗様:今回でマーケティングの基礎について学び、理解することができました。今後はさらに一歩踏み込んで、実践で活かしていくことが課題だと考えています。半年に1回の話し合いや学びの機会は今後も続けていこうと思いますので、その中で、製品開発や販売促進など、他部署を巻き込んで一緒に実施してもよいかもしれません。
部署を横断してグループを設定してゲームをしてみると、新たな交流が生まれてよいのではと思います。その際はまたこのような研修をお願いするかもしれません。

 講師より

みなさん、座学もゲームも積極的に受講されていました。講師の問いかけにも鋭い質問・回答が多く、マーケティングをより深く理解しようとする姿勢がうかがえました。アンケートでも、基礎的なことが学べてよかった、ゲームが楽しかった、という意見に加えて「具体的な調査方法をもっと知りたい」「顧客の絞り込みに悩んでいる」など、一歩先について考えていらっしゃる様子がうかがえました。スウィート・マーケットを通じ、マーケティングの基礎の習得と共通言語化に役立つことができたら幸いです。

なお、スウィート・マーケットは、同社のような「マーケティング部」だけではなく、新入社員研修や日頃マーケティングと無関係な業務を行っている部署の方も、ゼロからわかりやすくマーケティングを学ぶことができます。

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